未経験の転職者が「電気工事士になりたいと思った理由」を調べたところ、「手に職をつけたい」が【47%】と最も多く、次いで「仕事のやりがい」が【38%】と2番目に多い結果となりました。また、社会のインフラを支えていて、今後も無くなることはない職業であるという理由から「仕事の安定性」が【28%】と第3位にランクインしています。
・手に職をつけたい
皆さんは何か手に職がありますか?このスキルは他所でも重宝される、資格がある、即戦力として働ける。
そういった人はいいと思います。ただし昨今の日本において何も手に職がなく、もし会社が倒産したら路頭に迷うと不安に感じている人が多数いるのも事実です。
ですが、もし手に職があれば仮に会社が倒産しても他社ですぐ即戦力として活躍できますし、資格や経験で給料が上がることも珍しくはありません。それが今後も需要のある成長している業界であれば尚更です。
・仕事のやりがい
電気工事士として働くとさまざまな技術的課題に直面します。新しい技術や器具の導入、複雑な配線作業など、常に学び続ける必要があり、その過程でスキルを向上させることができます。困難に立ち向かい、その仕事ができた時の達成感は何ものにも代えがたいのです。
又、電気は現代社会の基盤であり、電気工事士は安全で快適な環境を提供するために働いています。電気設備の設置やメンテナンスを通じて、人々の生活を支えることができるという点で、大きなやりがいを感じられます。住宅、商業施設、工場など、さまざまなプロジェクトに関わることができるため、毎日違った仕事環境で働くことができます。これにより、飽きることがなく、常に新しい刺激を受けることができます。
・仕事の安定性
電気工事士は国家資格であり、資格を持っていないと業務を行うことができません。このため、資格を持つ電気工事士は他の職業に比べて雇用の安定性が高いです。又、AIができるような仕事でもない為、将来的にも職に困ることはありません。
インフラ整備や住宅の新築・リフォームが常に行われているため、電気工事士の需要は高いといえます。
ここまでは電気工事士になりたいと思った理由ですが、なりたくない理由というのも存在します。
・電気工事は高電圧の作業を含むため、事故や怪我のリスクあります。常に集中力を保つ必要がある為、精神的に疲れることもあります。
→これに関してはオンオフの切り替えをしっかりとして集中力が必要な場面ではしっかりと集中しましょう。
・電気工事は重い機材を運んだり、立ったまま作業を行ったりすることが多いため、体力的に疲れることがあります。
→最初は辛く感じるかもしれません。ですが慣れてくれば最初程の辛さは感じなくなります。その頃には慣れてくるのとあなたの体力があがっています。
・工事の現場によっては、不規則な勤務時間が求められることがあります。これが生活のリズムに影響を与えることがあります。
→確かに夜にしか作業ができない現場はあります。営業時間中に工事ができない商業施設や、交通インフラの保守作業、工場の生産ラインのメンテナンス等です。
ですがそういった場合は夜勤手当があります。稼ぎたい、夜仕事のほうが都合がいいという方もいますし人それぞれになるとは思います。
・待遇が悪い
年間休日が少なく、賃金も安い
→これに関しては人材不足が業界でも問題になっており、かなり改善されてきました。今では年間休日、賃金ともに日本の平均より上の待遇となっております。それでもまだまだ人材不足のある業界ですが、先述した通り今後安定した業界になる為、今以上の待遇改善も行われていく業界といえるでしょう。
皆様どうでしょう?
転職を考える際に次の就職先ではなるべく長く働きたい、給料を上げたい、休みが欲しい、新たなことにチャレンジしたい等を考えるのではないでしょうか?
電気工事士はそのすべてを兼ね備えていると言えるのではないでしょうか?
どんな仕事でもメリット・デメリットはありますが今後の自身のキャリアアップを考えた際に一つの選択肢になれば幸いです。