学科試験について
学科試験は四肢択一で、試験時間は120分です。
出題内容は以下の通りです。
- 電気に関する基礎理論
- 配電理論及び配線設計
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
- 電気工事の施工方法
- 一般用電気工作物の検査方法
- 配線図
- 一般用電気工作物の保安に関する法令
第二種の出題内容は基本的な内容の7項目で、第一種電気工事士試験よりも出題範囲は狭いです。
技能試験について
技能試験は、配線図に従い基本的な配線作業や施工を行います。試験時間は40分で、学科試験に合格した人、もしくは学科試験免除者が受験可能です。第二種で求められる技術は以下の通りです。
- 電線の接続
- 配線工事
- 電気機器及び配線器具の設置
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
- コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
- 接地工事
- 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
- 一般用電気工作物の検査
- 一般用電気工作物の故障箇所の修理
出典:第一種電気工事士試験|一般財団法人電気技術者試験センター
第二種電気工事士の試験は比較的取りやすい資格とされており、受験者数も多いです。最近の傾向では、以下のような合格率が見られます。
学科試験(筆記試験)
令和3年
- 受験者数...86,418人
- 合格者数...52,176人
- 合格率...約60.4%
令和4年
- 受験者数...78,634人
- 合格者数...45,734人
- 合格率...約58.2%
令和5年
- 受験者数...70,414人
- 合格者数...42,187人
- 合格率...59.9%
技能試験
令和3年
- 受験者数...64,443人
- 合格者数...47,841人
- 合格率...約74.2%
令和4年
- 受験者数...53,558人
- 合格者数...39,771人
- 合格率...約74.3%
令和5年
- 受験者数...49,547人
- 合格者数...36,250人
- 合格率...73.2%
筆記試験と技能試験の両方に合格する必要があるため、しっかりと対策をすることが重要です。
技能試験は候補問題が公表されるため、事前練習することが出来ます。また、工具は自分で用意する必要があります。持参できる工具は指定されているので、確認して準備しましょう。
当社でも資格取得を目指す方を全力でサポートしていますので、ぜひご相談ください。